プラズマコーティングの概要
SCS PlasmaGuard™コーティング
SCS PlasmaGuard™プラズマ重合コンフォーマルコーティングは、エレクトロニクスデバイスや部品に、優れた水分バリア保護と絶縁特性を提供します。PlasmaGuardコーティングは極薄・軽量であり、デリケートな部品に与える重量増加が最小限となります。加えて、この防沫性・防水性ナノコーティングはハロゲンフリーです。水分や湿気、汗、化学薬品などの液体・固体に接触することにより生じる腐食から、小型の民生用エレクトロニクスデバイスや部品を保護するための、理想的なバリアコーティングとなります。
PlasmaGuardコーティングの特性
- 防沫性および防水性タイプあり
- 絶縁特性と水分に対する優れたバリア性
- 50nm~3µmの超薄膜コーティング
- ハロゲンフリーのサステナブルなコーティング
- ISO 10993-5生体適合性
- ISO 10993-10非過敏性
- REACHおよびRoHS準拠
- 耐摩耗性
SCSのメリット
- メーカー & サプライヤー向けのワールドワイドな生産体制
- AS/EN 9100 および ISO 9001 認証コーティングセンター
- ITAR (武器国際取引に関する規則) 登録済み
- 製品部品承認プロセス (PPAP)
- 50年以上におよぶコンフォーマルコーティング実績
PlasmaGuardコーティングプロセス
PlasmaGuardコーティングは、減圧下で実施される低温・低圧プラズマ促進化学蒸着 (PECVD) プロセスにより適用されます。このプラズマコーティングは、高周波放電による有機モノマーガスのイオン化により形成されます。気化したモノマーがチャンバー内に入って重合することで、高度に架橋したコーティングが基材にしっかりと付着します。この重合プロセスは複雑な構造の隅々に行きわたり、デバイスのすべての表面にコンフォーマルなコーティングを形成します。